子供の肘が抜けてしまったかどうか?(肘内障)
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子供の肘が抜けてしまったかどうか?(肘内障)
肘内障(ちゅうないしょう)
2~6歳ぐらいの幼児にしばしば生じる状態で、両親などが手を引っ張ったあとに、
子どもが肘を痛がって手をだらんと下げて動かさないのが特徴です。
骨のくびれが十分できていない幼児の場合、引っ張られたはずみで、
肘の靭帯(橈骨輪状靭帯)が骨からズレやすく、そこで痛みが起こります。
ただ、泣きじゃくる子供を正確に、肘内障かどうか判断するには
少しコツが必要です。
3歳くらいになると、「どこが痛い?」と尋ねると、「ここ・・・」と言って
反対の手で、痛い肘のあたりを指差してくれます。
しかし2歳くらいまでは、パニックになって泣きじゃくっています。
そこで「バイバイをしてみて」と言います。
肘内障の場合は、多くは
肘が曲がらず、体を少しのけぞって
写真のような「バイバイ」になります。
同時に、痛くて泣き出します。
もし、肘をしっかり曲げて「バイバイ」
できているようなら、肘内障とは考えにくくなります。
例えば、高いところ(例えばすべり台)から落ちて、肘を痛がっているような時は、
骨折の可能性があります。すぐに整形外科等で検査をお勧めします。
肘をはめる事は決してむずかしくはなく、手首を持ってゆっり外に回すと
「パチン」と小さく鳴ってはまります。
肘がはまると同時に子供は泣き止みます。
小学生くらいになり、骨もしっかりしてくると抜けることも無くなってきます。