コーレス骨折(とう骨遠位端骨折)
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コーレス骨折(とう骨遠位端骨折)
高齢者の三大骨折の一つで、転んで手を着いた時に手首から上3cm位の親指側の所の骨折を呼びます。
しかしこの骨折は、高齢者だけではありません。
骨折の中での頻度は多く、自転車や鉄棒から落ちた子供、スポーツ選手などでも時折あります。
ヤンキース時代の松井選手がスライディングキャッチをした際のケガもこの骨折です。
すぐに腫れてきます。そしてあまりの痛さのため必ず、
反対側の手で骨折した箇所(写真の例は左手)を支えて来院されます。
子供の場合、成人程腫れが判りにくいこともあり、左右を見比べ腫れて痛がっているようなら検査をお勧めします。
この骨折の場合、「転位」と言って「骨」がズレてしまうことがあり、その場合は、手を引っ張って元に戻すこと(整復)が必要となります。
その後4~5週間程ギプス固定になることが一般的です。ギプスを巻いている間、指先まで固まらないように、指先は動かしておくことが大切です。